ベストフィッシュは1日にしてならず

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俺に!魚を!釣らせろ!

静ヘッドにトレブル用のアイを付けてみる

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前回の続き

 

第一回の滅亡都市生還編から

第二回の地下闘技場死闘賭博編に続き

今回は静ヘッドにトレブル用のアイを取り付けてみよう!編になります。

 

前回は、フジワラ ムゲンヘッドにアイを取り付けてみました。

最近はムゲンヘッドでシコシコと格安VJモドキを作ってはたまに釣りに行く日々を送っています。

 

在庫がなくなれば買いに行き、釣りに行き、「使ってミロ」と友人に渡したり、ロストしたり、在庫がなくなればry).....

 

いつしか近所の店には私のお目当てのムゲンヘッドが無くなっていました。

 

......

 

そうして私は何食わぬ顔で静ヘッドを掴めるだけ掴んでレジに向かいました。

 

 

 

現状私の知る中で最高コスパのムゲンヘッド。次に店舗在庫が並んだ時、私のAMEXが火を噴くでしょう。

 

いろいろなジグヘッズ

 

「シーバス用のジグヘッドを想起してみてください」

とシーバスアングラーに聞いてみたら半数以上が静ヘッドと答えるでしょう。

 

オーナーばりは偉大な企業なのです。どこの釣具屋に行っても在庫がある異常にマッシブな生産力。トレブルフック等で築き上げた品質とその信頼。

弱肉強食、諸行無常の殺伐としたシーバスルアー業界でその輝きが潰えることはないでしょう。

 

他メーカーはどんなのを販売しているのでしょうか。

早速。釣具店で目についたシーバス用のジグヘッドを買いあさってきました。

 

フジワラ ムゲンヘッド

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独特なヘッド形状により、レンジキープとワームの特性を生かす特性になっていると小沼氏がプロモ動画で述べています。

また、重さの展開が豊富であったり、シャンクの長短やアイの有無が選べたりと、選択肢が多いのが特徴です。

ムゲンヘッド 3.5g 5g 7g 10g 14g  
ムゲンヘッドロングシャンク 3.5g 5g 7g 10g 14g 21g
ムゲンヘッドショートシャンク 3.5g 5g 7g 10g    
ムゲンヘッドシーバス 14g 21g 28g      
ムゲンヘッドアシスト 14g 21g 28g 35g 42g  
ムゲンヘッドHD 40g 50g 60g 80g 100g  

最大の美点は現状最高のコスパと言える価格の安さではないでしょうか。

 

 

 

マドネス バクリーヘッド 

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違和感感じる組み合わせになっちゃったヤツ



小沼氏が監修したジグヘッドです。

最大の特徴は他のメーカーにはないカラーの概念でしょう。

他メーカーは鉛剥き出しのものを出している中、このジグヘッドは多数のカラー展開をしています。

夏と言えば冷やし中華、小沼氏といえば銀粉、です。ほぼすべてのカラーに銀粉が施されており、それに伴い現在販売されているアイ無しジグヘッドにおいて最高額の単価となっています。セレブルアーです。

その他、他社のジグヘッドと比べシャンクが短い(=針が短い)ので、ワームの動きが出やすい設計になっています。

私はこのジグヘッドを見て、まず最初に「たっか!」と思いましたが、直後に「よく考えられているな(色んな意味で)」と感心しました。

 

 

 

デコイ  S.G.ヘッド SV-34

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かなり地味な立ち位置だと思います。しかし私はこの商品にワクワクするものを感じます。現在販売されているジグヘッドにおいて最もVJっぽさを感じたからです。

これを見てください。

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ほら、なんか感じない?

どうでしょう。なかなかVJ味を感じません?

一応断っておくと、私自身は別段コアマンやVJを信奉している訳じゃないので、このジグヘッドがVJっぽいと思っても多用する気はないです。

「これはジェネリックVJになるぞおお!!」をやりたいだけなのです。

あと、最初からアイが付いてるのがイイネ...

 

 

 

がまかつ レンジスイマー(ボトム)

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リバーシブル、ミドル、ボトムとがまかつから出ているモデルのうち、店舗に陳列されていたボトムタイプを買ってみました。

ヘッド形状から、ムゲンヘッドの特徴と同じくダート・レンジキープ特性が高いものであると思います。

ぶっちゃけルアーフィッシングビギナー的にムゲンヘッドの武骨な見た目から来る「なんやこれ、釣れるんかオイ」感は異常です。

恐らく同じような性能ですが、初心者には手に取りやすい形状に思います。

 

 

 

ダイワ シーバスジグヘッド

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 シーバスフィッシングを始めて釣具店に通い始めたら絶対に見かける言葉があります。それは「銀粉」です。

この10年間、もはや親の顔よりも銀粉という文字を見てきたのでは思えるほどに、この言葉を釣り具に落とし込んだ小沼氏の影響力は絶大です。

そしてこのジグヘッドは「ああ、あの彼が監修したんだな」

すぐにわかるほどに銀粉です。

銀粉、どうなんでしょうか。界隈では銀粉のついたルアーを非常に評価している声がちらほら聞こえます。

一方でメーカー的には全く嬉しくない、疑り深いアングラーは「いや銀粉て(笑)」と評価しているのもまた事実です。

私自身は「よくわかんないけど異常に高いから買わない」っていう評価です。

ちなみに基本性能は静ヘッドと似たヘッド形状から、特に動きがなくワームのアクションを引き出すものになっています。

 

 

コアマン PH-02 パワーヘッド+G

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どっちが先なんでしょうか。

 

非常に似ている製品がありましてね、

こいつなんですけど

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どっちもがまかつのフックなので、大人の事情があるのでしょう。

性能も同様にレンジスイマーボトムに似ていると思います。

コアマンは広報に積極的なメーカーの一つなので、使い方はそちらでご確認ください。端的に述べるとめっちゃダートに使います。

 

 

 

 

 

 

たぶんまだあるのでしょうがざっとここまで。

 

どれもシーバス用ジグヘッドとして個性が光る物ばかりで、新規参入の隙を感じさせません。

 

 

静ヘッドでやってみる

 

何個か前の記事でフジワラのムゲンヘッドにトレブルフック用のアイを無理くりつける内容を書きましたが、今回は先ほどまとめ買いした静ヘッドでやってみます。

 

ムゲンヘッド編はこちらから。

 

今回私は静ヘッドの16gと12gを買いました。

私はムゲンヘッドにおいては基本的に14gを愛用しているのですが、なぜか静ヘッドの14gは店舗の在庫がなかったので。

 

早速やっていきましょう。

 

各社ワームキーパー部の形が違うのでクロススナップの取り付けの勝手が違うことが予想されます。

 

まずは16g

 

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入らない

 

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早速、入らない

 

 

ワームキーパー部が太いせいかクロススナップが閉じれません。主に私は00号を使用しているのですが、16gの静ヘッドにはさらに大きいサイズのがいいかもしれません。

 

 

一旦16gは置いておいて、12gにリベンジ

 

 

おおっ、入った。

 

ただしコツがいるようです。

 

まずはスナップを開いてワームキーパー部に通すのですが、

 

ワームキーパーが上下に凹凸があるので、それに従ってスナップも縦方向にして通しましょう。

 

 

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スナップを閉じます。スナップを90度回してプライヤーで閉じましょう。

くいっと。

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閉じたら、また90度戻します。

 

あとはムゲンヘッドの時のやり方と同じです。

 

ただ、少し勝手が悪く、

 

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こんな感じで隙間が空きます。

 

僕は気になりませんが、気になる方は瞬間接着剤をワームキーパー部の根元に塗布してからワームを刺し、押して固定しましょう。

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はい、完成。

 

まとめ

 

正直、シャッドテールにおいてムゲンヘッドとの有意な差は特に感じませんでした。

ピンテールのワームだと差を感じやすい気はします。

 

それと静ヘッドの16gに00号のクロススナップがなぜつかなかったのか、についてですが、少なくとも手元にある12gと16gとではワームキーパーの形が違うのも一因のようです。

 

ご覧ください。

 

静ヘッド 12g

 

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静ヘッド16g

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どうでしょう。12gのが縦に楕円のような構造なのに対し、16gは真円です。

これがクロススナップの取り付けを阻みます。

 

静ヘッドの最大の魅力は展開している重さのバラエティの豊かさです。

私個人としても、改良して使いたいところなので、今後ちょくちょくこんな感じの記事を書いていこうと思います。