釣り禁マップを新しく作りました
ゆるゆるアプリ開発の巻
表題の通り、Android用の釣り禁マップを新しく作りました。
下記リンクからお求めください。
目次
新しい釣り禁マップができましたよ
これまでのものは、web上で制作した釣り禁マップを強引にアプリで表示させるおそまつなもので、使用感はお世辞にも良いとは言えませんでした。
今回制作したアプリではその問題を完全に改善した仕様のものとなります。
われわれがいつも使っているgoogle mapアプリと同じ使用感です。
つかいかた
語るに長いのでこちらの動画をご確認ください。
なぜバージョンアップではないのか
仮にmymapsサービスが終了しても、ローカル環境で動作するアプリにしたかったので、ゼロから構成を作り直すことにしました。
抱負
マップの可能性は無限大だとおもっています。
マップそのものの内容を充実させることと、そしてさらに機能を追加することで、釣り人にとってあると便利な、まるで十徳ナイフのようなアプリにしていきたいと思っています。
また、今回用意ができなかったiPhone版ですが、需要を確認でき次第リリースします。
お知らせ
二点あります。
① 数年にわたって皆様にご利用いただいた、my maps版釣り禁マップは、新アプリ公開に伴い公開停止する方針です。しばらくは、my maps内にて告知をするとともに移行期間させていただきます。
my maps版釣り禁マップは表示回数が21万回を超え、想像を超える皆様の需要を数字で確認できました。皆様のご愛顧に感謝いたします。
② 全国の釣り場は年々減少傾向にあります。ついては、釣り禁の場所が増えているということです。
すべての水辺の現在の状況を把握することは難しく、マップの内容と齟齬が発生することがあります。
「ここがダメになった!」等ユーザー様のお知らせをSNS、メールにてお待ちしております。
Tokio Anglers (@Tokioanglers) / X
パックロッド論 後編
もくじ
- 2-5 ダイワ モアザンモバイル 87MLS-5
- 2-6 ダイワ ラテオモバイル 96M‐4
- 2-7 ダイワ ソルティスト 85ML-5
- 2-8 シマノ ルアーマチックMB S96M-4
- 2-9 シマノ コルトスナイパー S1000H-3
- 3 FX次期購入パックロッド候補
- 4まとめ
2-5 ダイワ モアザンモバイル 87MLS-5
友人のあまりに強い買い煽りと悪ノリで購入した一本。
キャストウェイト 7∼35g、
5ピースです。
55000円、価格なりの凄みを感じます。私の知る中で最も2ピースロッドの使用感に近いです。
バットが強く、時折25g以上のルアーのキャストが怖くなるくらいに従順なティップというモアザンらしさがきちんとモバイルと冠したこの製品にも落とし込まれています。
また、水中を情報の伝わり方も他のパックロッドとは一線を画していて、慣れれば他フラグシップ同様、人竿一体の感覚を味わえると思います。
凄い竿は、みんなの思う通りのすごい竿なので、語れることは多くないです。
2-6 ダイワ ラテオモバイル 96M‐4
大河川で24g以上のバイブをストレスなくフルキャストしたり、サーフゲームにでもできればと思い購入。
ところで、ラテオのネーミングの由来はスズキの学名にあたる'lateolabrax'からきています。
ということでこのラテオモバイルもいわゆるシーバスロッドという認識で購入。
キャストウェイト10~50g、
4ピースです。
実際にはそのキャストウェイトから分かるように、気軽な河口フィッシングからは程遠いマッスルな竿です。以後似たような失敗をまたするのですが「イケるっしょ」みたいな感覚で強い竿を選ぶと後悔する説をここで提唱します。
河口で鉄板バイブをぶん投げたいのなら、シマノ規格のシーバスロッドのMクラスをお勧めします。
ただし、そういう竿と受け止めれば普通にいい竿です。使用感は同じピース数からなのか、さらに強くしたディアルーナMBに近いです。
青物が混じるようなロケーションとシーズンのシーバスフィッシング、またはライトショアジギングに有効な気がします。
2-7 ダイワ ソルティスト 85ML-5
モアザンモバイルは金策のために他の方へお嫁に出しました。
代打にラテオモバイルを購入したのですが、先述のミスマッチ感があり、ソルティストMB SB 85ML-5(以下ソルティスト)を追加購入。
キャストウェイト7~30g、
5ピースです。
シーバス用パックロッドにおいて、価格と使用感のバランスは、現状私の知る限りこの竿がダントツです。ディアルーナMBといい感じに競っているのですが、ソルティストの5ピースのティップの入り方に軍配が上がります。
使用感は(パックロッドなので)少し重い中庸な竿です。
私は、ダイワが表現する中庸な竿の調子が結構好きなので、おすすめです。
また、肩掛け式の折り畳み可能なケースも実用性に優れているのも高評価です。
なんとなくこの古いデザインもお気に入りだったりします。
残念なのは、この竿は発売が終了しているという点です。
再販を希望するとともに、この竿が折れたとき用の中古美品を探しています。
2-8 シマノ ルアーマチックMB S96M-4
ライトショアジギングに行きたいという友人の貸し出し竿として購入。
キャストウェイト8~45g、
4ピースです。
お値段なんと、店やセール状況によりますが、まさかの10000円切り。
使用感はディバイドの安っぽさがありながら、ディアルーナMBの心強さを足して2で割った感じです。
この竿、先ほどラテオモバイルのパラグラフで述べた用途、つまり大河川の24g以上の鉄板バイブを投げ倒すシーバスフィッシング用としてピッタリです。
同じMクラスでもこうも違うものなのですねぇ。
ライトショアジギング用の竿としても十分に活躍をします。イナワラ程度なら瞬殺です。
惜しむらしくはガイドです。コスト上の都合でOリングガイドが採用されています。
コイツはディバイド程ではないですが、PEラインのコーティングを削り取ります。
時間があればトップガイドでも交換しようかと思案中。
2-9 シマノ コルトスナイパー S1000H-3
「ガチなショアジギングをしたくね?イソンボ釣ってみたくね?w」というノリで購入。
正直パックロッドか怪しいところですが、メーカーの謳い文句に'携帯性'という文字があったので記載。
キャストウェイト ジグMAX100g
3ピースです。
ショアジギングがしたいと思う皆さんへ。
その釣り場が激流でもなければ、え、大丈夫かよ?ってくらいのクラスの竿を買うことをお勧めします。特にシマノの場合は。
私は「ワイは体強いし大丈夫っしょw」みたいな軽い気持ちで買いましたが、
80gのジグをキャスト→シャクリ→キャスト...といった一連の動作を1時間も続けることができませんでした。肉体への負担が大きいです。
60gのジグでもキチンと着底するなら、シマノのショアジギロッドMクラスの竿で十分です。
掛けたときに楽にファイトできるかどうか < 釣りが続けられるか
が大事だということを学びました。
こういう場合は早々と他の人にお嫁に出すのが賢明なのでしょうが、私には漠然と離島モンスターフィッシングへのあこがれがありまして、いつかはと思い、未だに家で保管しています。そろそろ鍛えなければ、ですね。
3 FX次期購入パックロッド候補
これだけパックロッドを使うとだんだんパックロッドに対する愛着や探求心が沸いてきます。
パックロッド好きの変態で知られる私はさらにパックロッドを買い足していくつもりです。
テーパーがどうだとか、カーボン素材は東レの○○がどうだかって話は正直不勉強なので分かりませんが、使いやすいとか、そういった分かりやすいところで吟味するのも楽しいものです。
以下で「この竿面白そうだな」といった候補を挙げてみます。
ロックフィッシュ用のベイトパックロッドです。現状、8ftを超えるようなシーバス用のベイトパックロッドはほぼ販売されていません。ベイトシーバス自体が割とニッチな分野なので、それをさらに細分化したパックロッドに釣り具メーカーが注力するは難しい話でしょう。
この竿のスペック感から見るにシーバスには「まあ使えるだろう」といった感じなのでリストイン。
- アピア グランデージ STD. 83ML-5
店で触った程度ですが、ソルティストに近いような印象です。
私としては喜ばしいことで、発売終了となったソルティストの’もしも’の場合の代替案になりそうです。願わくばソルティストをさらにブラッシュアップしたような使用感であれば嬉しいなと思います。
オフショアキャスティングロッドのようなジョイント構成が斬新です。
- シマノ エクスセンスMB S96ML-6
フリーゲームXT S96ML-6で強烈な持ち重りの要因となった6ピース。
この6ピースがフラグシップたるエクスセンスでどのような使用感に化けるか期待の意味を込めてリストイン。モアザンモバイルを持った時のような感動があればいいな、と。
[rakuten:toukaiturigu:10094549:detail]
4まとめ
パックロッドの携帯性に救われているのはユーザーだけではありません。
その利はメーカーや輸送業者、販売店にもあります。
メーカーは送料を抑えられ、
輸送業者は、特に配送員は運ぶ負担が減り、
販売店舗は陳列点数が増え、修理受付等の保管場所がコンパクトになります。
売る側の人間にとっても非常に助かる代物なのです(ならもっと安くしろ)。
ですが、まだまだ2ピースの使用感に及ばない代物がほとんどなので、趣味の道具としてこだわりたい層に普及しません。
私個人としましては、別にパックロッドのユーザー層が主流にならなくても全然かまわないのですが、一定以上に売れて、メーカーが研究開発に注力してさらに使用感の良いパックロッドを生み出してほしいなと思うところです。
そのために、私はこれからもちょくちょくパックロッドを買った上で、潜在層の判断の一助としてパックロッドの紹介や小話ができればな、と便所でボヤきました。
ヴィットリア ザフィーロプロ 5 にしたよー
ロードバイクタイヤがパンクした云々をネットで文句垂れる奴、大体整備不足。
みなさんこんにちは。
普段はフィッシング、主にシーバスの記事を書いているのですが、たまにはチャリ関係の記事を書こうかと。
なぜ替えたか
メインバイク、スペシャライズド ルーベのメンテナンスをしたある日、リアタイヤをとっくに使い切っていたことに気付きました。
白い糸がタイヤから露出しており、見るからにデンジャラスなものでした。
思い当たる節はあります。暑い夏が終わり、やっと涼しい秋が来たので久々に意気揚々とライドした日のことです。前を走るタクシーが急ブレーキをかけたので私もブレーキを強く握りました。私のロードのキャリパーブレーキはグレードが低いですが、タイヤがスキッド状態になるには十分な性能でした。
とまあ、そんな感じで私のリアタイヤの寿命は終わってしまったって訳です。
実はなんとなくそろそろヤバいんじゃないかと思っていましたが、気づかないふりしていたはここだけの秘密です。
今回破れたタイヤはコンチネンタル グランプリ4シーズン。控えめに言ってサイコーなタイヤです。私みたいなレースには出ないけど荒サイ爆走したいし、街乗りもしたいという人間に完璧に答えてくれるタイヤだと思います。
値段以外は。
それでも、十分に値段に見合った性能であるとは思います。むしろ得られる性能と安心感(グリップ力と転がりと耐久性)のバランスを考えると安いくらいに思います。
さて、リアタイヤが危機的な状況になった私ですが、早速アマゾンでロードバイクのタイヤを探してみることにしました。
検索条件は クリンチャー 25c
私は自転車に乗り始めた遥か昔からいままでずっとクリンチャーなのです。ディスクブレーキがスタンダードになりつつある今でもリムブレーキを使っているくらいに保守的なので。
それでもなんとか新鮮なものを感じたい欲求があるので、使ったことのないものにしようと決めました。
ちなみにですが、今まで使ったことのあるタイヤを挙げると
コンチネンタル グランプリ4000 S 2
コンチネンタル グランプリ5000
コンチネンタル グランプリ4シーズン
コンチネンタル ウルトラスポーツ2
となります。
見事なコンチ一辺倒ですね。
上記のインプレは私なんかよりずっとお詳しい方が語りつくしているところなので、控えるとしてどれもナイスなタイヤでした。
という訳で今回は他メーカーのにしてみよう、と。
Vittoria, Dunlop, Pirelli...等々色んなメーカーがありますが、
今回はVittoriaにしてみました。
初めてのメーカーというのは良く分からないものですが、
代理店のHPを見てみると、
CORSA(コルサ)→RUBINO(ルビノ)→ZAFFIRO(ザフィーロ)
の順でグレードの序列をつけていることが分かりました。
その中で今回はZAFFIRO(Pro)を買ってみました。
理由に
・上記商品と比べインプレ記事が圧倒的に少ない(冒険心が掻き立てられる)
・いままで買ったことのない破格の安さ(Amazon Primeにて¥2649!)
・それでもエントリーモデルを買ったことある(ウルトラスポーツⅡ)ので問題ないと思う
があります。
何を買おうと思案するのも楽しみってやつです。
それではインプレ行ってみましょう!
ZAFFIRO PRO Vの説明
届きました。
Vittoria Zaffiro Pro Graphen 2.0 が製品名のようです。
この製品はZaffiro Proシリーズの5代目に相当するらしく、何やらグラフェンという素材を使うことによって品質が向上したそうです。
さて、ここでVittoriaにおけるグラフェンの説明を読んでみましょう。
第2世代にアップデートされたグラフェン2.0を説明する前に、そもそも2015年よりヴィットリアが採用している炭素の同素体「グラフェン」のおもな特性を改めて紹介しよう。バイシクルタイヤ製造会社として初めてかつ唯一ヴィットリアのみが配合・採用するグラフェンとは、世界中の科学者・企業から注目を集めるナノ素材。
ハニカム(蜂の巣)=六角形格子構造のシート状の原子構造をとり、これまでに発見されたあらゆる物質の中でも最も薄いという。その厚みはわずかに原子1個分にあたる10億分の1メートルで、グラフェン1gの面積は2,630平方メートルほどになる。現在知られている物質の中で最も軽く、かつ高い強度を兼ね備えており、ダイヤモンドより硬く、鋼鉄の200倍の強度をもつという。
”Graphen2.0” ヴィットリアが第2世代のグラフェンと新タイヤラインアップを発表 - ヴィットリアGraphen2.0ローンチinバンコク | cyclowired
うーん・・・・
何を言ってるのかさっぱり分からなかったのですが、要するにVittoriaは独自にめちゃめちゃ分子がちっちゃくて、軽くて、強い素材をタイヤのコンパウンド(地面に一番触れるところ)に混ぜ込んだから耐久性とグリップと転がりがいいよ!ってことでしょう。
ロードバイク界隈は小難しい用語にあふれています。
とっつきにくさが異常です。
今回ロードタイヤのインプレのためにクリンチャータイヤについて勉強したので、できるだけ簡単に説明してみます。
ロードバイクのタイヤにはその性能を決定する3つの要素があります。
①重量
②TPI
です。
それぞれを説明すると
①軽いと、軽快な走行につながります。
②タイヤの内部にあるケーシングという繊維の束の密度を表す単位です。20-330までと各製品の間でバリエーションがあります。数字が多ければ多いほど乗りごこちが良くなり、タイヤの重量が軽くなります。デメリットとして転がりと耐久性が悪化します。TPIの数字が低いとその逆になる傾向にあります。
③タイヤの最も外側にあるゴム部分に使われる素材です。この素材が硬いと、耐久力が増しますがグリップ力が低下します。柔らかいとグリップ力が増しますが擦り減るのが早くなります。
もちろん、タイヤメーカーによって使う素材が異なるので多少の例外はありますが、この辺はロードタイヤにおける原則のような知識なので覚えていて損はないです。
ザフィーロプロVを上記の3要素に当てはめてみます。
Zaffiro Pro 5
①重量: 25cで310g
②TPI: 26
比較として最も優れたロードタイヤとして評価の高いコンチネンタル GP5000を見てみましょう。
GP5000
①重量: 25cで210g
②TPI: 330
③コンパウンド: ブラックチリコンパウンド(カーボンナノ粒子素材)
両者真逆の性能と言えるでしょう。
ザフィーロプロVは
「重くて、乗り心地が硬い」
GP5000は
「軽くて乗り心地がしなやか」
といったことが分かります。
コンパウンドのグラフェンとブラックチリ、それぞれがどう違うかを定量的に説明するは難しいです。
しかしハッキリしているのはGP5000はもとより、ある種存在が特別と言えるようなタイヤだということです。グリップ力が優れているのに耐摩耗性が高いといった矛盾した性能。他メーカーのタイヤの一線を画しています。
ブラックチリ、なかなかファンシーな名前ですが、とてつもない技術です。
ここまでがザフィーロプロVのザックリとした性能説明になります。
タイヤの嵌め心地は?
早速ホイールに嵌めます。
タイヤによってホイールの嵌めやすさが変わりますが、ザフィーロプロの場合は固くもなく柔らかくもなく中庸な感じ。
さて、空気を入れます。
ここで驚いたのは最大空気圧の量です。
130psi。
いままで使ってきたコンチネンタル製品25cの最大空気圧量が120psiでした。
この驚きを求めに新しい製品を買ったフシがあります。こういう驚きが毎日ある日々を送りたいものです。
なんてボヤきながら空気を入れてたら120psiに。
ややこしい計算式は一旦置いといて、計算上私の後輪適正空気圧は104psi程度ですので、少し空気を抜いて装着。
新しいタイヤってのは気分が良くなりますね。
このグラフェン2.0の文字が赤色なのがカッコイイ。
夜だというのに、新タイヤが嬉しくて早速20kmほど走ってきました。
なるほど、なるほど、
硬い感じです。
段差を乗り越えるたびに突き上げる 衝 撃 .....!
なかなかハードな乗り味です。ウルトラスポーツに似た感じ。
走行中白線の上に溜まった水たまりを発見。
試しにリアブレーキを軽く握ってみます。
ロードバイクがおかしな挙動を見せます。普通に滑りました。
これはスリリングですね。
それ以外は特に不満のないタイヤという印象でした。ただ、若干の重さが気になるかなと思いました。
こういうタイヤはだいたいにして耐久性が優れているので、雨天での危険性はトレードオフといった感じだと割り切った方がいいかもしれませんね。
総評
まだ40km程度しか走っていませんが、現段階において
・あくまで普段使いでの評価点数は100点中
85点。
減点理由として濡れた路面での滑りやすさがあります。
・峠やレースシーンでの評価点数は100点中
40点。
このタイヤを履いてダウンヒルをする勇気が私にはありません。
単純に重さと転がりがハイエンドと比べ明らかに見劣りするので、'ガチ'な方の選択肢にはないでしょう。
先述のように、基本的に私は街乗りや荒サイを走る程度に限りますので、現時点ではなかなか満足度の高い買い物と言えます。
ちゃんと走りこむ用途のホイール(フルクラム レーシングクアトロ カーボン)にはGP5000のままで行きますけど。
結論として、
・街乗り等の軽いライド主体の方
・雨の日は基本的に走らない方
・タイヤ代をケチりたい方
にはいい製品だと思います。
個人的にコスパ最強商品かと。
そろそろマズい感じのフロントタイヤは高グリップタイヤを選ぶ予定です。
パンクや摩耗等変化があればここで追記していきます。
パックロッド論 前編
- 1 パックロッドとは
- 2 いままで使ってきたパックロッド
- 2-1 シマノ ディアルーナMB S806ML-4
- 2-2 欧州ダイワ POWERMESH GAME TRAVEL PMG304HAF
- 2-3 ソルフィエスタ ディバイド SEABASS 8.0F
- 2-4 シマノ フリーゲームXT S96ML-6
1 パックロッドとは
結論から述べると3~4本継以上のものを指します。
一般的なショアの竿は2ピースです。
ブラックバス界隈となると、1ピースこそ至高というやや偏ったムーブメントも多少はありますが、基本は2ピースです。
ここでパックロッドの相場はというと、
9ft以上なら5ピース以上
8ft程度なら4~5ピース
7ft以下なら3ピースになります。
仕舞寸法が60~70cmを意識して生産されているものがほとんどです。
総じてメリットは持ち運びが容易といったところですが、
デメリットもあり、ピースが増えれば増えるほど少しずつ重量が増すというところと、
重量バランスが先端のほうに向かっていき、持ち重りをするというところにあります。
ショアロッドには重量信仰が支配的ですが、極論を述べるとすれば、重心がきちんと手元にあれば時に重さは気にならないものなのです。もちろん軽量なロッドの鋭敏な使用感がすばらしいのも事実です。
とは言え、製造しているメーカーもそういった懸念はもちろんしています。
実際にメインに使用しているディアルーナS806ML-4も使用には何も問題ありません。
ざっとパックロッドの総論はこんな感じです。
2 いままで使ってきたパックロッド
基本釣行スタイルがバイクか公共交通機関の私はパックロッドを使ってきました。
いつしか、友達に貸す用だとか、穂先が折れたから代打にとか、いろんな理由をつけてそのパックロッドは増えていきました
ざっくり、いままで使ってきたパックロッドを挙げると
- シマノ ディアルーナMB S806ML
- 欧州ダイワ POWERMESH GAME TRAVEL PMG304HAF
- ソルフィエスタ ディバイド SEABASS 8.0F
- シマノ フリーゲームXT S906ML
- ダイワ モアザンモバイル 87MLS-5
- ダイワ ラテオモバイル 96M-4
- ダイワ ソルティスト 85ML-5
- シマノ ルアーマチック MB96M
- シマノ コルトスナイパー S1000H-3(定義が怪しいですが)
なかなか壮観なリストに仕上がりました。
細かいインプレは他エントリーで述べるとして、ざっくりとしたインプレを。
2-1 シマノ ディアルーナMB S806ML-4
よくも悪くもシマノらしい竿です。根元から穂先まで、棒みたいな印象を受けます。
もちろんちゃんと曲がりますが、 他メーカー品を使ってはじめてわかる棒感です。
固い訳じゃないんですけど、曲がりが鈍い感じです。
竿としては非常に頼もしく、ランカー2匹をこのロッドで仕留めましたが、余裕を感じます。
キャストウェイトは7~28g、
4ピースです。
最も快適なウェイトは12~20gかと。それより上のバイブやサイレントアサシン129Sではフルキャストにしんどさを感じます。
2-2 欧州ダイワ POWERMESH GAME TRAVEL PMG304HAF
欧州ダイワのパイクフィッシング用の竿です。
約3メートル=10ft、
キャストウェイトが~60gです。
やったことのないパイクフィッシングを語るのは難しいですが、↓これを見れば少なくともパイク竿は強え方がいいのは分かります。
恐らくですが、広大な湖で、デケェ重りをつけて餌がついた仕掛けをかっ飛ばして、かつ成魚で16kgにもなるパイクの引きに耐えるべくのスペックでしょう。
(ライト)ショアジギングに使えそうじゃね?という邪推から買いました。この分野はまだまだパックロッドが少ないのです。
結果、非常に満足のいく製品で、年10回程度のライトショアジギングで活躍しています。
友人のコルトスナイパーBB S96M(キャストウェイトMAX 60g)と比較して、少し重いかなという印象です。
2-3 ソルフィエスタ ディバイド SEABASS 8.0F
代打として購入。タックルベリーにて、新品で格安(6000円台)で何本もワゴンの中にあるのを見て謎のときめきを感じました。
結果、安竿ってこういうことだよね、という学びを得ました。
キャストウェイト8~28g、
5ピースです。
ロッド全体が信じられないほどペランぺランで、5~10gの軽量ルアーが投げやすいのがありがたい特性です。それ以上の重さはフルキャストするのに恐怖を覚えます。
50cmオーバーのクロダイをこのロッドでキャッチしましたが、やはりファイトに慎重さを求められるの感じました。特にランディング時に。
ガイドは中華製のもので、4時間も釣りをすればPEライン先端10m以上のコーティングを削り切る代物です。
2-4 シマノ フリーゲームXT S96ML-6
ディアルーナMBの後に「沖堤防とか行ってみてえなぁ」というぼんやりした思いを果たすために購入。
キャストウェイト6~32g、
6ピースです。
比較対象にディアルーナMBがあるので非常にインプレがしやすいです。
ディアルーナMBと比べ穂先に柔らかさがあり、2ピースのロッドの使用感に近い印象があります。
ただ、6ピースとなるとさすがに先重りは避けられず、タックルバランスに慎重さを求められます。
また、その継数の多さからガイドをできるだけ正確に同じ向きに合わせるのに難しさがあります。高価なロッドに標準で装備されているような、位置合わせ用のジョイントマークが欲しくなります。
価格帯的にディアルーナMBの若干下に位置してあるだけに、仕上げや装飾にも’差’を感じました。
長時間釣行すると、少なくとも10回は起きる「ズレたn番目のピースの修正」に目を瞑れば普通にシーバスロッドとして使える一本です。
まだまだパックロッドの浅いインプレあります。
続きは後編へ、またこんど。
某有名アングラーにあってクソ塩対応していただいた話
はじめに
皆さんは、どうやってシーバスフィッシングを始めましたか?
私の場合は、釣りキチのようなお友達の影響でした。
その友達は生まれてからずっと竿を握ってきて、高校生の時に私と出会いました。
長期休暇にバイクで遠出するとなれば三浦や若洲で釣りに付き合わされ、当時の私は辟易していた思い出です。
ところが大学に入学して私の釣り嫌いは一変します。何故変化したのかいまだに分かりませんが、思い立って港湾部で釣りをしてみたらたまたまセイゴの巣に出くわし、胴付仕掛けで50匹は釣りました。
私にとって強烈な成功体験でした。同時に鮮明なスズキとの出会いでもあります。
その時にやたらと重装備な釣り人を見かけました。釣り自体にそんなに明るくない私でしたが、なんとなくそれがルアー釣りなんだろうなと察しがつきました。機能美あふれる彼の後ろ姿を私はいまでも覚えています。
ゲームベストを着ていて、背中のD環にタモを差し込み、蚊に刺されぬように黒のレギンス、短パン、長袖のアンダーウェアとTシャツで身を包んでいました。
その姿に私はあこがれと興味を抱きました。男の子はたいがいガジェット好きなのです。
それから話は早かったです。youtubeでシーバスフィッシングの動画を鑑賞をして、関連の諸ブログを読み耽り、知識の集積を重ねていき、道具を買い、釣り場に立ち、そして今に至ります。
知識を獲得するのにYoutubeは大きな役割を担っていたと思います。
登場するプロアングラーが釣る姿に、釣り欲を滾らせていました。
平成世代の方であれば、部分的に異なる部分があれど、私と通ずるものがあるのではないでしょうか。
ついに出会う
かくかくしかじか、私は毎日のようにシーバスの販促動画を鑑賞していたので、登場するプロアングラーの名前はほとんど覚えていました。
また、釣りをするたびに、心のどこかで「もしかしたらプロアングラーの人見かけて、その生の姿を学べるかも」と考えていたこともありました。
シーバスフィッシングを始めて1年と半分を迎える頃、ついにどこかで見たことがある人を見かけます。
「○○○○○だ!」。私はすぐに気が付きます。
特徴的な髪型のその人は、後ろ姿でも十分に○○○○○であることが分かりました。
どうしよう、と私は思いました。とりあえず後ろから見て、どういう釣りをしているか見てみようと思い、参考のために眺めることにしました。
その人は普段私なら見向きもしない、明暗ではないエリアで丹念にルアーを流していました。なるほど、学びになります。
10投もしないうちに彼はロッドにルアーのフックをひっかけ、その場を後にします。つまりそれは後ろにいる私の存在に気づく瞬間でもありました。私は順路に立っていたため、彼は私に近づいてきます。
改めて顔を見ると完全に○○○○○でした。動画の中でしか見たことがないのでこの世にちゃんと実在するんだ、と不思議な感心をしました。
顔が互いに分かる距離になったとき、ようやく彼と私の目が合いました。
私は意を決して「○○○○○ですよね」と声を掛けます。
「そうです」。彼は抑揚のない声で答えました。
「本当に○○○○○ですよね?」。今思えば失礼も甚だしい問いかけです。完全に舞い上がってました。
「そうです」。このあたりであたりは気まずい雰囲気で充満してきました。しかし私はなぜか質問しまくれる千載一遇のチャンスと勘違いしてそのまま話を続けます。
「動画通り普段もここで釣りをされているんですね」
「はい。ランガンしてここにきました」
「コースなんですねえ、今日はどれくらい釣りましたか?」
「4匹です」
「すごいですね、さすがだ、僕なんてまだ釣れてませんよ」。
「そうですか」
「僕、○○○○○さんに憧れてシーバスを始めました。簡単に釣ってるように見えてすごいクールです」。この時すでに気まずい雰囲気で私の調子は完全に狂っています。
「ありがとうございます」
「これからも応援してます」
「ありがとうございます」
そういって○○○○○は去っていきました。
必要なことのみを答える非常にクールな受け答えでした。
気まずさから解放された後、だんだんとこみあげてくる感情。
その感情の処理をどうすればいいか分からず、ときどき私は遠くなって見えなくなる彼の背中を見ていました。
.......
う、うう......
うWA---------ッ!!!!!!!!!!!!!!!!
話しかけなきゃよかったahーーーーーーーー!!!!!!!!111111
なんだよあれ、完全にキモ・男の言動じゃねえか!!!!!!!
ムチャクチャ会話滑ったなあ...
彼、表情一つも変えなかったなあ....
もっと下手に出て、この場所においてどういうアプローチをすればいいか聞けばよかったのか?
はぁ....はぁ.....
う、うう、、、
ウワーーーーーーーーーーーtッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(再発)
その日はすごく疲れた気がしたので、家に着くなりすぐに眠りました。
その後
日が経つにつれ私は自分の過ちに気づきました。
同時に、あの日から彼が出演する動画をしばらく見る気が起きませんでした。
最初の「本当に○○○○○ですか?」の問いかけは、「何言ってんですか本物ですよーw」を引き出すために用意した会話の起爆剤のつもりでしたが、見知らぬガキのクソみたいな策に大の大人がわざわざ乗る義理はないです。もっとも、彼との会話でわかったのはそういうフレンドリーさは持ち合わせていないということです。
3か月ほど経って私はようやくyoutubeのランダム再生で流れる彼の動画をなんとなく眺めることができました。
なるほど、先述の彼の特性は動画からも十分に感じ取ることができました。私は彼の釣る姿ばかりに注目するあまり彼自身を知ろうとしたことが無かったようです。
動画に映る彼の笑顔はハツラツとした彼のマインドによるものではなくて、魚を釣った喜びによるものだったことがいまさらになって分かりました。
私がしたことはある意味○○○○○のプライベートに土足で踏み入るようなものでした。
まとめ
いくらプロアングラーが目の前で釣りをしているとはいえ、彼等にもプライベートがあるのです。もっとも、○○○○○の場合、というかプロアングラーほぼ全員が釣りをしているとき仕事を兼ねているはずです。スポンサー新製品や自社製品のテストです。
そうと分かったら私は二度とプロアングラーに話しかけることはないでしょう。
彼らは生きる為に釣りをしているのです。
その彼らに対してファン対応を求めるのはお門違いでした。
私はプロアングラーという偶像に憧憬を抱いていたのです。幾多の販促動画を見ているうちに。
今となってはプロアングラー即ち実演販売員といったドライな捉え方ができますが、私のような勘違いをしている方や個人崇拝のようなものを意図してるのか分かりませんが、誘発してるようなメーカーも最近は見受けられます。
中には素晴らしくフレンドリーな対応してくれる方もいるでしょう。
いつか私が期待した通りに教えてくれることもあるかもしれません。
そういう期待はしちゃいけないのです。一か八かで人の機嫌は損ねるものではありません。本当にその人を尊敬しているなら。
君/私は何しに水辺に立っているんだ。釣りをするためだろう。
ということで今回は黒歴史を語ってみました。自戒を込めて。