ベストフィッシュは1日にしてならず

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俺に!魚を!釣らせろ!

【19スフェロスSW】プアマンズ・SWリールの巻

 

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自分が○○派を主張して違う派閥を否定する傾向、このフィッシング業界でけっこう見ます。楽しそうで何よりですが、オモチャでそんな目を血走らせるなよ…とか思っちゃいます。

 

 

さて、随分とサボりにサボったブログ更新ですが、今回久々にリールを買ったのでインプレッションとみんな大好きカスタムの記録をここに残していこうと思います。

 

1.19スフェロスSWを買った。

 

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忍び寄る工具

買いました。決め手は、安いのとカスタムの余地があることです。

 

賛否両論ありますが、なんとなくかっこいいなと思ったのも決め手です。

 

予算は全然あるんでストラディックSWやその他のええやつを買うのも考えました。しかし、ショアジギングに大金を投じるには、激ハマりして年12回以上行くようになってからでも遅くはないなと思ったのでコヤツにしました。

 

私は東京23区に住んでるのですが、さすがはハイシーズン、どこの店舗のJSYにも置いてないらしくて、在庫確認の電話を5件ほど掛けたあたりでネットで買うことを決心しました。(なぜ不便にもGoogle Mapで都内の釣具店を見つけては電話をかけ続けることになったかは別の記事に書くことにします。不満があるので。)

 

結局私はAmazonで購入しました。決心した日、商品の定価が1000円ほど高くなったので、足元見られた気がして買い渋っていたら、次の日には元に戻ってました。(何があったのでしょうか。)かくかくしかじか、僕はめでたくリールを買えました。リール一つの買い物でとても疲れたのを覚えてます。

 

 

2.機能等

 

(1)気に入ってるところ

 

剛性(があるっぽいところ)です。

 

 

気に入ってる機能は以上になります。

 

 

・・・・え?

 

だって使ってみないと分んねえし、メーカーの機能特性を知った口で並べ立てるのもなんかダサいからここまでしか言えないんだもん。

 

 

 

補足を付け加えると、

このリールはサーフや堤防でのライトショアジギング用に買いました。

 

あんまり良く分からない(ライト)ショアジギングですが、一つだけ間違いないことは、狙うターゲット、例えばブリ族等々の引きはシーバスのそれと比較して強いことで、それに伴いリールの剛性はあったほうがいいってコトです。

 

このスフェロスSW、ボディ素材がアルミであるため、私が普段シーバスに使っているストラディックCi4+よりかは剛性面で強いはずです。

 

剛性が強いと楽に巻けそうだし、壊れなさそうだなって…(小並感) 

 

 

コアプロテクトが○○だとか、カーボンドラグが○○だとかは、よくわかんないので他で調べてきてください。一般ユーザーが気にするほどのものではないと思うけどネ。

 

(2)気にいらないところ

 

これは断言できます。ベールです。

 

世の中には二つのベールがあります。

 

ワンピースベール(D社だとエアベールといふ)かそれ以外かです。

 

スフェロスSWに搭載されたこのベールはそれ以外のベールにあたる、名称不明の昔ながらのものです。

 

かつて私はこのインコンビニエンス(inconvinienceー不便な)極まりないベールのせいで高価なルアーを遥か高い空に見送り推計10000円近くを失っています。

憤りすら感じるのがこのベールです。

 

ここで初心者やすばらしきワンピースベールを最初から使っている方に、なぜこの手のベールはルアーの損失につながるかをお話しすると、

 

ここを見てください。

 

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たくさんこいつに泣かされたってワケ

 

 

このラインローラーと針金の空いた隙間にPEラインが挟まり、気づかずに巻いていると糸がらみが起きたり、糸が傷つきます。そして糸に一定以上のダメージが蓄積されると、ルアーキャスティングはたちまち砲丸投げに代わり、釣行後には失ったルアーの総額を想像し暗い気持ちになります。

 

エアノスXTから始めたルアーフィッシングビギナーだった僕はこの初心者殺し機能で泣かされたってわけです。

 

製造コストから上位機能として扱われているワンピースべールですが、初心者にこそ必要なものではないかと思いますけどネ、シマノさん。

 

 

次に気に入らないところはこのT字ノブです。

 

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親の顔よりも見たかもしれないT字ノブ

 

 

理由は語ると長くなるので割愛するとして、私の釣りに対する考えにおいて、T字ノブは可能であればI字やラウンドノブに変えておきたいところです。

 

 

とまあ、気に入らないところはこんなものでしょう。

 

不満な機能が二つもついたこのリールをなぜ買ったんだ、突っ込みが聞こえてきそうです。

 

単純にこの二つの不快機能、追加でお金を出して解決できます。

 

 

3.リール・カスタムするぞ

 

(1)ベールからやっつける

 

スフェロスSWはベース機が17アルテグラです。

 

17アルテグラから派生したスフェロスSWの兄弟には20エクスセンスBB、18セフィアBBがあります。

 

この二つ、どちらもワンピースベールです。この際色合いが近い20エクスセンスBBから拝借しましょう。

 

 

 

その他、17アルテグラと非常に高い類似性を持つ15ストラディック、18ストラディックSWからもいけると思います。

 

パーツ構造からみるに

 

アーム固定軸と座金も必要そうです。

 

今回私は以下のパーツを発注しました。

総額税込み¥3,025でした。

 

発注のやり方は簡単です。お近くの釣具店にて上記パーツを伝え、自分の名前と電話番号を控えてもらいます。僕は電話にて受け付けてもらいました。

 

一週間近くで店舗に届きます。

 

私は釣りの予定が近かったので、追加で¥1,000を払いシマノパーツ特急便を利用しました。発注を午前中にしておけば翌日にパーツが釣具店に到着するものです。大手メーカーの流通の強さならでは、感じがして好感が持てます。

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さて、ブツが届いたのでやっつけちゃいましょう。

 

 

アームを外します。汎用リールではトルクスねじが採用されていますが、このスフェロスSWには普通のねじです。少し気が楽ですね。

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交換するパーツを置き換えます。上のは不要です。

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あとは、この順の通りに組みなおします。

 

これでワンピースベールの完成です。

 

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うーん、ファンクショナブル....

うーん、やっぱりワンピースベールは見た目がいいですね。

 

 

(2)おなじみのアレなノブ

 

アマゾンで「シマノ ラウンドノブ」と検索して出てきた一番安いやつにしてみました。

 

私はラウンドノブであればなんでもいいので色もこだわりません。

 

ランケルってメーカーです。¥790で買えて儲けモンだなと思いました。

 

たぶんですが、この手の格安ハンドルノブのパイオニアはゴメクサスでしょう。

 

それまではシマノ・夢屋、ダイワ・SLPワークスのやり過ぎなくらい割高なパーツを物好きが買うのが主流だったと思います。

 

欲しいけど、高いから買えない消費者は多かったのではないでしょうか。そのニーズを狙えたゴメクサス創業者のセンスは慧眼だなと感服します。

 

そしてできあがった格安リールパーツ市場の中でとりわけ安いものを買えたので、ありがたいです。

 

文句を言うとすれば、この手のパーツはおしなべくロゴがついててダサいってことでしょうか。

 

 

さて、少し脱線しましたが、作業に入りましょう。

 

正直、ハンドルノブ交換の方法は、多くの媒体で方法が紹介されつくされ「俺がやる意味あるのか?」と思うところですがせっかくですからやっていきましょう。

 

ハンドルノブについているプレートを、鉤状になっている針金をつかって外します。

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プレートを外して現れた穴にプラスドライバーを入れてねじを外します。

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奥に見える穴////

ねじが外れると、ハンドルノブが外れます。

おそらくハンドルノブの付け根に残っているだろうプラカラーは再利用しません。

 

そしたらこの順で組みなおします。

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最後のねじを回し過ぎると、ハンドルの回転が悪くなるのでほどほどにするといい感じです。

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ダッ、ダッセー.....



完成です。

 

うーん、ダセぇ。けどいいや、純正品以外はこんなもんだ。

 

 

 

4.総評

 

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カスタム費用合計で¥3,815でした。

 

リールの値段(¥11,067)と合わせると¥14,482でした。

 

あっ特急便の費用でプラス¥1000か。

 

それでも似たようなコンセプトのダイワ・レグザよりは安くついたんじゃないですかね。

 

もちろん、18・20ストラディックSWよりも安くついたので個人的には大満足です。

 

カスタムしても上位機種と比べて全然安いスフェロスSW。

 

まさにプアマンズ・SWリールって感じです。

 

ありがたいことにアルテグラC5000番のスプールと互換性もありますで、

 

それを装着するとスフェロスSW C5000の爆誕です。しかもアルテグラのスプールは5000円台と、上位機種と比べ破格の安さです。

 

共通ベース機の存在故にカスタムの余地を残してくれたシマノに感謝。

 

実釣インプレッションは気が向いたらそのうち書きます。

 

ではまた。


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